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Dr. Masami Kichimi DC, BS, BA  Over 30 years experience in Los Angeles
Dr.Kichimi
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背骨の矯正
Correction of the backbone 
背骨の配置

 基本的な背骨のかたちは、大雑把に言うと、①前後から見た場合、左右にぶれることなくまっすぐ、②側面から見た場合、首、背中、腰、の3箇所に湾曲があります。

 もし、①の前後から見た時、横に傾いたり、ずれ込んだり、側方に湾曲していると、その部分に重力や力が集中します。すると、組織にダメージを与えたり神経が圧迫され障害を起こす原因になります。すると、背骨の歪んだ箇所に無理な力がかかることから背骨を守り支えようと筋肉が緊張してガードを固めます。また、ある箇所が傾くと、その上部に重なっている椎骨も向きや角度を変えてバランスを取ろうとします。
 したがって、一箇所でも歪みが起きることは、その上の背中や首も影響を与え歪みを誘発することになります。たとえば、土台にあたる骨盤が歪んで傾いた場合、その上にある背中や首がバランスを取ろうとして位置や角度を変えようとするので、ほかの部分にまで影響が出ます。背骨にとっては、特にその土台に相当する骨盤のアライメントは背骨の他の部分にも大きな影響を与えます。
画像・前後左右から見た背骨

 正常な背骨を側方から見ると、②の腹部前方への湾曲しており、重量を受け止める際に都合の良い構造になっています。この湾曲はとても大切です。もし、まっすぐだったらどうなるでしょう。背骨は頭部や体幹の重さを支えています。重さは下にいくほど重くのしかかってきます。腰が真っ直ぐだと、腰椎には体幹全体の体重がかかることになります。そして、重さは第一腰椎から第五腰椎に行くにしたがって直線的、加速度的に重くなり腰部にとてつもない負担をかけることになります。湾曲はアーチ型ともいわれます。アーチ型は、力がかかると構造が強化され、かつ、かかる力を分散する働きがあります。
 したがって、建造物などで重い力のかかるところには、しばしばアーチの構造を見ることができます。たとえば、コンクリートを直線的に固めた重力式のダムに比べ、アーチ型のダムは強固なので大型につくることができかつコンクリートの量は直線的な重力式のダムに比べて少なくて済むといわれます。
 直立生活をするようになった人間の背骨の場合、前にも述べたように、体幹の重さが一番かかるのは腰部です。腰部は5つの椎骨と呼ばれる積み木が重なったような構造になっています。ひとつひとつの椎骨の椎体と呼ばれる重さを受け止める部分は、第一腰椎から第五腰椎に行くにしたがって椎体は太く大きくなっています。そして、椎体の全部(腹部)は厚く後部(背部)は薄く、腰部全体でうまくアーチ型を形成しやすいようにできています。
 また、仙骨は正常の状態では前(腹部)の方に前傾し、その上に5個の腰椎が重なるようになっていて、腰椎と仙骨全体で綺麗な湾曲を形成しています。椎体と椎体の間には椎間板という組織学的に靭帯に属する軟部組織があり、クッションの役割を果たしています。このクッションとアーチのおかげで、腰はバネのようなスプリングアクションを得ることができます。5つの椎骨が結合した腰椎の表面は、また、たくさんの靭帯とよばれる強力な結合組織のバンドによって帯状に椎骨同士がつなぎ支えられています。さらに、腰椎部の周囲にはたくさんの筋群が腰を支えながら守っています。
 したがって、正常なアライメント(骨の位置関係ないし並び形態)を持った腰は強靭です。しっかりとした正しいアーチを持った腰椎に力をいれて頑張れば、何トンもの重さにさえ持ちこたえられると言われています。
画像・アーチ式黒部ダム
アーチ式の黒部ダム

 大きな力がかかるだけに、からだの中で最も痛めやすくなるのも腰部、特に腰椎も下部に行くほどに痛める確率も高くなります。第五腰椎に椎間板ヘルニアが多いのもそのせいです。ただでさえ負担がかかっている腰椎の特定の部分に負担を集中させ痛める一番の原因を作るのは、腰椎の土台となっている仙骨の歪みやずれなのです。 
 
背骨の矯正

 背骨の矯正、つまり、ずれ込み歪んだ背骨の位置を直すことはほんとうに可能なのでしょうか。以前、ある本にカイロプラクティックや整体で骨の歪みなど矯正することなどできないと書いてあったのを目にしたことがありました。正直に行って、半分正しく半分は間違いです。
 前にも述べましたが、最近は、カイロプラクティックと名打っていても、しっかりと背骨を手技で矯正(Adjust)するクリニックや先生が少ないと言いましたが、しっかりAdjustしなければ、歪みや骨のアライメントはかわりません。正しくしっかりAdjust(矯正)すれば、アライメント(骨の位置関係ないし並び形態)を変えることはできます。
 レントゲンの写真を見てください。矯正療法をする前と後です。確かに変化していることがわかります。
  上の赤味がかったものが矯正前で、下の青味がかったのが矯正後です。   
矯正前の腰椎 矯正前の脛骨 矯正前の椎骨
矯正後の腰椎 矯正後の脛骨 矯正後の椎骨

 
矯正のレベル 

 体験した方はお分かりと思いますが、オーソドックスな整体やカイロの矯正してもらうと、ボキボキ、バキバキ、という音がからだからでるのを聞きます。普段の動きより関節がさらに動いたときに出る音です。関節は、自分で動かす普段の動きの先に、遊びの動き、その先に音の出る矯正レベルの動きがあります。
 その音を聞くと、多くの人は、これで入った、しっかり矯正されて戻ったと感じるかもしれません。しかし、完全な矯正とは、そう簡単なことではありません。わたしの経験によると、腰のような大きな構造でも、矯正する箇所にもよりますが、レントゲンで見ると、骨盤や腰のような大きな構造でも、一回の矯正の動きの幅は1ミリとか2ミリせいぜい3ミリの変化といったところです。
 しかし、根気強く10回、20回と矯正を続けていくと、10ミリ、20ミリ、時には30ミリと矯正され、関節や骨の位置関係が改善されます。関節は正しい位置に矯正されると、力学的に安定して強くなり、本来の正常な動きも回復します。
 
背骨のAdjust矯正と他の療法の違い

 では、背骨の矯正のアジャストと他の指圧やマッサージなどの手技療法の違いを考えてみたいと思います。
 ここで、人間のからだに関してとても面白く興味深いことに注目していただきたいと思います。人間のからだというものは、とても微妙に精巧にデリケートにできているということです。
 歪みを矯正すると、時にはドラマチックに1~2回で痛みや症状がすっかり取れることがあります。重症の場合でも、しっかり矯正を続け安静にしてからだを休めていれば、症状は改善していきます。
 一方、遊びの動きを超えボキボキと音がでるほどの矯正はしないで指圧のような圧力(圧迫)のみを加えてみます。歪みを矯正する方向に押して圧力(プレッシャー)を加えると、患者は、痛いながらも気持ち良さを感じ、押した後、痛みが楽になったように感じます。そして、それを続けていけばそのうちに組織や神経の炎症も改善し痛みもとれます。
 ごく小さな圧力でも人のからだは反応しそれなりに向上や効果を感じます。その療法が適切かどうかを判断する、Oリングテストというものがあります。このテストでも、軽い圧力を加えてチャレンジし(試し)、Oリングテストをしてみると、効果があることがわかります。指圧やマッサージのテクニックを使って圧力を加えても同様の効果がえられます。
O-リングテスト バイ・ディジタルO-リングテスト
■ ニューヨーク在住の日本人医師大村恵昭先生が創始・開発した医学的補助診断法。
■ 指で作った輪が開きやすいかどうかで病気の有無や薬の有効性、浸透性などを調べることのできる。
■ 血液の化学分析やMRIなど、最新医療技術でも発見できないような早期の病気を見つけられることもある。
日本ではまだそれほど浸透していないが、海外では多くの支持を集めている画期的な診断方法。
 つまり、症状を治療するには、正しい方向にさえ圧力を加える限りにおいて、程度の差こそあれ症状は改善されるということです。
 では、矯正をしなくても結局痛みは取れるのではないかということですが、たくさんのケースでそういうことが言えると思います。
 しかし、からだや背骨の歪みやひずみが激しい場合や椎間板ヘルニアなど、構造上の正常な力学的な関係がはなはだしく失われたり組織や神経の損傷が著しい場合、圧力を加えたのみでは、問題は解決になりません。アライメントを正常な状態に治さないと、力学的に無理な負担は改善されず、症状や関節の動きの機能は回復しません。この場合、しっかりした矯正が必要になります。指で押したりプレッシャーを加えただけだけでは、何百回押しても歪みやアライメントは改善されず矯正にも問題解決にもなりません。
 一方、矯正療法では、最初の数回のアジャストで背骨や仙骨の歪みやひっかかりが少しでも矯正されると、多くの場合、痛みの症状がドラマチックに改善します。症状を取るだけで十分、無理をしないで生活する方でしたら、それでもよいでしょう。しかし、前にも述べたように、一回の矯正では関節がアジャストされて本来の完全な正しい位置に戻る、あるいは一回の矯正でレントゲンで劇的にアライメント上の変化が見られるというものでもありません。腰のような大きな構造の矯正でも、1ミリ、2ミリの変化です。
 したがって、もとのアライメントや本来の強度に戻したいときには、たくさんのアジャストが必要になります。ハードなアクティビティや仕事に耐える背骨を望む方、スポーツのパフォーマンスの向上を望み記録に挑戦する方、アライメントが満足のいく正常に近いレベルになるまで、矯正を続けることをお勧めします。
Adjust (アジャスト、矯正)のレベル

 歪みが許容範囲の限界にきてしまい、関節がロックしてしまったり、組織がダメージを受けたり、神経を圧迫したりで痛みが出た場合、前にも述べたように、腰痛など軽度のものでは1~3回の治療、あるいは、歪みを2~3ミリ戻したくらいでもかなり改善されます。そして、痛めた組織に多少の強さが戻るまで休み、無理をさけるようにしていれば日常の生活には差し支えないほどに回復します。普段、ストレスもなく、からだを酷使しなくて済むような方はこのレベルでふつうの生活にもどっても大丈夫でしょう。
 ただし、この程度の矯正では、無理や頑張りは禁物です。まだ大部分の歪みはとれず、相変わらず無理な力や重力が特定の箇所に集中し、疲れた時や無理をした時に、定期的に繰り返し痛みを発症することになります。繰り返しているとその状態が悪化し、椎間板ヘルニアに発展することもあります。
 強固で頑丈な背骨を得るため、スポーツや運動で成果を挙げたり良いパフォーマンスを望むならば、正常に近い満足のいくレベルまでの矯正が必要です。
     
骨の調律師 吉見正美
   
 バリバリ仕事をしたい、スポーツや運動能力を向上させたい、また、痛めた箇所を回復させ、からだの調子を良くし、生活の質を向上させ安心して過ごしたいという方は、アライメントを正常に近いレベルまで矯正することをお勧めします。
 アジャストをすると、からだの代謝が良くなり痩せて引き締まり、骨盤から腰にかけての形態も向上してシェイプも良くなります。一方、逆に食べても太らない痩せている人は、内臓の機能がよくなって体力がつき太れるようにもなります。運動やスポーツのパフォーマンスも良くなります。治療の間は練習をしてなかったのに、一連のアジャストの後走ったら記録が良くなていた。矯正したあとは、今まで頑張ってても出来なかった体操の技が簡単に出来るようになった。よく眠れ、激しく競技をした後でも回復がよくなりからだがスッキリする。頑張ると調子が悪くなっていた人が矯正を始めたら、無理がきくようになったり、疲れなくなったなど、さまざまな報告が寄せられています。
 特に、健康で強くなりたい。スポーツのパフォーマンス向上させたい。記録を更新したい。限界に挑戦したい。そのような方たちにとってハードコアのAdjust は、健康と体力やパフォーマンスのために役立つ強い味方です。
 
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